牛肉の種類～和牛からブランド牛まで～

誰にでも簡単にわかる牛肉の種類～和牛からブランド牛まで～

牛は偶蹄目ウシ科ウシ属の哺乳類です。
野牛や水牛の仲間も加えると、哺乳類の中で最も繁栄している動物といわれています。

日本国内で販売されている牛肉には国産牛肉と輸入牛肉があります。
国産牛肉には和牛肉とそれ以外があり、牛の種類(品種)でいうと、
和牛肉は日本原産の四品種に分かれています。
国産牛肉のうち和牛肉以外のものは、ホルスタイン種と交雑種の生産した牛肉です。

和牛の大多数を占める品種。
毛色はやや褐色を帯びた黒だが、子牛の間は明るい褐色のものもいます。

毛色は明るい赤褐色で「あか牛」「褐毛牛」とも呼ばれています。
体格が大きく、温厚な性質で、耐寒・耐暑性に優れているので、
放牧に適しているという特性を持っています。
肉質は旨み味を豊富に含む赤身が多く、適度な脂肪分も含みます。

毛色は黒毛和種より濃い黒色の無角種。
山口県でつくられた角のない品種です。
体格は黒毛和種とほぼ同じだが、体重はやや重くなっています。

毛色は赤褐色だが濃淡があり、粕毛や白斑のものもあります。
放牧適性が高く、粗放な放牧でも野草を採食する能力が優れています。
体格は和牛の中では最大の牛です。

乳用種だが、大型で発育がよく、赤肉を効率よく生産する優れた能力があります。
この種類の雄子牛の大半は肉用となっています。
毛色はほどんどが白黒の斑紋です。

原産国はスコットランド。
毛色は黒色で角がありません。
サシが入りやすく肉質で、皮下脂肪が厚い。
成長は早く、アメリカの肉用牛の約４０％を占めています。

アバディーンアンガス種と並んで、世界で最も飼育頭数の多い肉用専用種の1つです。
原産国はイギリス。
毛色は赤褐色で顔から胸、腹にかけては白色という特徴のある風貌です。

原産国はイギリス。
角が短いのが特徴。
毛色は赤白糟毛が多いが、赤単色、白単色のものもある。
体格は比較的小型で肉付きが良い。